両陛下22、23日ご来県を発表 避難区域へ初
県は9日、天皇、皇后両陛下が22、23の両日に来県されると発表した。東京電力福島第一原発事故による風評被害に苦しむ桑折町の桃農家や、居住制限区域の飯舘村で操業を続けている製造工場などを視察する。
両陛下は22日午後、JR東北新幹線で福島市に入り、川俣町にある飯舘村合同仮設小を訪問される。続いて、同村の精密電子機器製造の菊池製作所福島工場を視察する。県によると、両陛下が避難区域内に入るのは初めて。
23日午前は桑折町の桃農家を訪れ、除染の苦労や風評被害の状況などを聞く。JA伊達みらい桑折総合支店で農業関係者らと懇談し、午後に栃木県の那須御用邸に向かわれる。
両陛下は平成23年5月に福島、相馬両市の避難所を慰問。24年10月には川内村を訪れ、除染作業を視察された。東日本大震災後3年連続の来県となる。
佐藤雄平知事は「県民にとって大きな喜びであり、復興を加速しようとする本県への何よりの支援である。両陛下のご来県を心から歓迎申し上げる」とする謹話を発表した。
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