トップページ国際ニュース一覧アシアナ機事故 韓国が米に異例の書簡
ニュース詳細

アシアナ機事故 韓国が米に異例の書簡
7月14日 16時14分

アメリカ・サンフランシスコの空港で韓国の旅客機が着陸に失敗した事故で、韓国の事故調査委員会は、アメリカ側に対して調査した内容を一方的に公開しないよう求める異例の書簡を送り、操縦ミスとの印象を与えるという国内の不満を反映した対応とみられています。

サンフランシスコ国際空港で、韓国のアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会の調査では、これまでのところ機体に大きな異常があったことを示す情報はなく、操縦士が適切に操縦をしていたかどうかが焦点となっています。
こうしたなか、韓国の事故調査委員会は、NTSBに対して委員長名義で書簡を送ったことを14日、明らかにしました。
書簡は、情報を韓国側にも定期的に提供するよう要請するとともに「事故調査は、国際基準に沿って客観的かつ公正に行わなければならない」と指摘し、直接的な表現は避けながらも、調査した内容を一方的に公開しないよう求めています。
これについて、事故調査委員会の関係者はNHKに対し、「事実かどうか分からない、あるいは、議論になりうる事柄は、事前に、発表するかどうか互いに話し合うべきだ」と述べています。
韓国では、NTSBが事故原因は操縦士のミスだとの印象を与えているという不満が政府やメディアの間から出ており、異例の書簡送付はこうした不満を反映した対応とみられています。

[関連ニュース]
k10013036671000.html

[関連ニュース]

  自動検索

アシアナ機事故 死者3人に (7月13日 9時41分)

韓国機事故 中国人2人追悼 (7月12日 15時12分)

着陸失敗事故 乗員から聞き取り進める (7月10日 5時43分)

事故機 着陸時に設定の目標速度を下回る (7月9日 7時6分)

着陸失敗事故 フライトレコーダー回収 (7月8日 4時20分)

このページの先頭へ