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◆中日1─0巨人(13日・ナゴヤドーム) 巨人が痛恨の走塁ミスを犯して、中日に連敗した。0―1の6回1死満塁、代打・石井の中飛を、二塁走者の阿部がヒットと判断して飛び出してしまい、二塁でアウトに。三塁走者の坂本が、阿部のアウトより先に本塁を駆け抜ければ同点だったが、間に合わなかった。完封負けは今季6度目。2位阪神も敗れ、ゲーム差2・5は変わらなかった。
盛り上がりかけた三塁ベンチが静まり返った。阿部がうつむいている。坂本は本塁を駆け抜けると、すぐに球審のジャッジに目を向けた。スコアボード、6回の巨人に「0」が刻まれると、竜党が拍手喝采。原監督も厳しい表情を浮かべるしかなかった。主将が犯した痛恨の走塁ミスで、同点機を逸した。
阿部「あれは俺の判断ミス。抜けると思ってハーフウエーを出過ぎてしまった。申し訳ない。本当にすみません」
1点を追う6回1死満塁。代打・石井が中堅左へ飛球を放った。三塁走者・坂本はタッチアップに備えて三塁についたが、抜けると思った阿部は三塁手前まで走っていた。
石井「ちょっと詰まって抜けたとは思わなかったけど外野まで飛んだとは思った」
坂本「(阿部の走塁は)目に入ってました」
坂本はタッチアップ。阿部は慌てて二塁ベースへ戻った。ボールは大島から井端へ、さらに二塁ベースの荒木にトスされ、併殺が完成した。野球規則では、阿部の「第3アウト」前に三塁走者が生還していれば得点は認められた。しかし坂本のホームインのほうがわずかに遅かった。白井球審は頭の上で両手を交差して、【注1】(別掲)通り明示した。
井端「大島が捕った瞬間、セカンド(は間に合う)と思った。本塁はセーフのタイミングだと思って二塁にトスしたらアウトだった」
白井球審「ホームよりセカンド(のアウト)の方が早かったという判断です。間一髪? そうですね。6回が終わってから、巨人ベンチから『どっちが早かったんだ』という確認は受けました」
三塁ベースコーチャーの勝呂内野守備走塁コーチは、坂本に指示を出すため阿部が飛び出すことは考えていなかった。
勝呂コーチ「難しい打球で判断も難しかったと思う。慎之助がどこまで出ているのかは把握できなかった。次は徹底する」
試合後の原監督は、阿部の走塁ミスも指摘したが、その前の無死一塁、阿部の右前打で三塁まで行けなかった坂本の走塁にも苦言を呈した。
原監督「あれはアウト。慎之助の判断ミスでしょう。でもその前だね。慎之助が、深く守っているライト前に打って。攻撃的に行かないと。あそこをちゅうちょしているようでは、その後のプレーも生まれる。そこの方がむしろ反省点が大きい。勇人はうちで1、2の足の速さを持ったランナーなんだから」
坂本が三塁まで行けなかったことで、一、二塁から村田に送りバントさせて、チャンスを広げた。だからこそ阿部はリードを大きく取り、一気に逆転を狙ったのだろうが、あまりにも痛すぎる判断ミスだった。
◆野球規則4・09 得点の記録の【注1】 第3アウトがフォースアウト(封殺)以外のアウトで、そのプレー中に他の選手が本塁に達した場合、球審は(中略)本塁到達の方が第3アウトより早かったか否かを明示しなければならない。
(2013年7月14日06時05分 スポーツ報知)
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