◇米女子ゴルフ・マニュライフLPGA<第2日>
12日、カナダオンタリオ州・グレーサイロGC(6336ヤード、パー71)▽晴れ、気温25度、弱風▽賞金総額130万ドル、優勝19万5000ドル▽144選手
【ウォータールー(カナダ)テッド・ムース】上田桃子(27)が日本勢で唯一決勝ラウンドに進出するとともに、全英リコー女子オープン(8月1〜4日・セントアンドルーズ)の出場権を獲得した。5バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーの19位。全英の出場権は、資格のない選手の中で、第2R終了時点で上位5人に入れば得られることになっていた。カトリオナ・マシュー(英国)が通算15アンダーで首位、ツアー3連勝中の韓国の朴仁妃(パク・インビ)は5打差の8位。
片平光紀(23)は74位、宮里美香(23)=NTTぷらら=と上原彩子(29)=モスフードサービス=は84位、有村智恵(25)=日本ヒューレット・パッカード=は95位だった。
「やったー!」。両手を上げて万歳。念願の全英出場権ゲットを知った上田は、マネジャーと抱き合って大喜びした。全英にはマンデー(本戦直前の出場者選考会)からでも挑戦するつもりだった。もちろん、今週の大会で5人に資格が与えられることは知っていた。だが、意識するとプレーに悪影響が出ると思い、自分では考えないようにしていたという。ところが前日終了後、大会主催者側からわざわざ「現時点で1位です」と、ご丁寧にメールが届いた。「なんでこんなメール送ってくるの?」。ちょっとプレッシャーを感じた。
とはいえ、この日は右手首の腫れが引き、ショットに切れが戻った。1打目でフェアウエーを外したのは1度だけ。5番パー5で第2打をグリーンエッジまで運んでバーディーとすると、8番パー4でも第2打を1メートルにつけてスコアを伸ばした。16番ではグリーン脇からチップインバーディー。18番パー5では第2打をカラーまで運んで、最後にもう一押し。この最後のバーディーが効いて、3番手で出場権を手にした。
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