◇米男子ゴルフ ジョンディア・クラシック<第2日>
12日、米イリノイ州・TPCディアラン(7268ヤード、パー71)▽晴れ▽賞金総額460万ドル、優勝82万8000ドル▽156選手
【シルビス(米イリノイ州)レイ・デイビス】石川遼(21)=カシオ=が日本を含めて出場4大会ぶりに決勝ラウンドに進んだ。4バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーの36位。首位とは7打差で、3日目以降上位をうかがう。トップはルーカス・グラバー、パトリック・リード、ザック・ジョンソン(いずれも米国)。
全英オープンの前週で、ビッグネームはこぞって欧州での調整や休養にあてている。それだけに、出場権のない選手には賞金やポイントをかせぐ絶好の機会。石川にとっても、来季も米国を主戦場とするためには上位に食い込みたい。2日目を終えて「ドライバーがよくなかったが、最後で修正できた。残り2日間とも65が出せるよう頑張りたい」と、手応えがあるようだ。
26位からスタート。15番で第1打を左に曲げてボギーとしたが、18番では第2打をウエッジでピン下3メートルにつけ「練習していたショットそのままだった。(グリーンの)狭い方に打てた。課題はクリアできている」と、満足できるバーディーで締めくくった。
パッティングは、予選落ちのラインを意識してか、カップ手前で止まるケースが多かった。これについても「もう少し強めのタッチでいければ」と課題が分かっている。チャンス時の距離感が合ってくれば、本人が目指す65は無理なスコアではない。
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