日本の政党は「腐敗している」80%(独NGO調査)
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参議院選挙の前にショッキングなデータが。日本でも汚職や贈賄のニュースを見掛ける機会はあるが、日本の政党が「腐敗している」「非常に腐敗している」と感じている割合は80%にも上った。
これは、世界各国の腐敗に関する世論を調査するNGOの独Transparency Internationalが世界107カ国、11万4000人を対象に実施した2013年の調査の結果。政党が腐敗していると感じるのは外国でもアメリカ76%、韓国70%、ドイツ65%と高いが、日本はその中でも一番になっている。
政党以外の公共機関などについても調べていて、2位は国会で76%。政治に対する不信感がくっきりと表れた格好だ。3位は宗教団体74%、次に4位官僚・公務員66%、5位警察61%、6位マスコミ60%と続く。
確かに政治では民主党が政権を握っていた時代に野田前首相の福島第一原発閉塞宣言があったが、いまだに避難を続ける福島県民がいる。国会議員の定数削減もうやむや。自民党はアベノミクスによる経済再建を強調するが、実態経済に反映するのはいつのことか。
そんな中で迎える参議院選挙。腐敗していると感じる政党や国会に1票を投じるのは不愉快極まりないと感じる人もいるかもしれないが、投票しないままでは現状が変わらないのも確かだ。