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【サッカー】

大久保 J1通算100ゴール

2013年7月14日 紙面から

川崎−浦和 後半、J1通算100ゴールを決めた大久保(13)と喜ぶ川崎イレブン=等々力で

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◇J1第16節 川崎4−0浦和

 地鳴りのような大歓声の中、川崎の大久保がペナルティースポットにボールを置いた。3−0の後半4分、自身のスルーパスを受けた中村がGK加藤に倒されPK。普段はPKキッカーを務めるレナトに「きょうは俺に蹴らせて」と頼んだ。蹴る寸前に一瞬止まり、ゴール右へ右足で蹴り込む。256試合目で決めた、史上11人目のJ1通算100得点。集まった仲間と「100」をつくり、喜びをかみしめた。

 リーグ戦初ゴールは忘れられない。C大阪時代の2001年4月14日、J初先発だった磐田戦。記念すべき初ゴールから、24分後の前半32分だった。相手DF田中に危険なタックルを見舞い、2人は口論。大久保は田中に頭突きを食らい、そろって退場処分になった。「当時はジュビロが強くて。ゴールしたのに、32分で退場ですよ。すごく、いい思い出ですね」。それから12年。感謝したい人はたくさんいる。チームメート、スタッフ…。そして、今年5月に亡くなった父克博さん。「死ぬ前にやりたかった」と言った。

 日本人では7人目。歴代トップ、中山(元札幌)の157得点について聞かれると「取りたいと思う」と即答し、「引退するまでひとつひとつ積み上げていきたいし、偉大な人たちに追いつきたい。自分は自分の記録を作りたい」と続けた。「得点王はまだ早いけど、取り続けたい」。初タイトルにも意欲をみせる31歳は、まだ歩みを止めない。 (関陽一郎)

 

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