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【サッカー】

横浜M・斎藤 代表アピール弾 首位大宮を撃破

2013年7月14日 紙面から

横浜M−大宮 前半、2点目のゴールを決める横浜M・斎藤(11)=日産スタジアムで

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◇J1第16節 横浜M2−1大宮

 横浜Mは、MF斎藤学(23)の1ゴール1アシストの活躍で、首位の大宮を2−1で撃破した。ドリブルで4人抜きゴールを決めた斎藤は東アジアカップでの日本代表入りを大きくアピールした。川崎はFW大久保嘉人(31)のJ1通算100得点などで4−0で前節2位の浦和に大勝した。

 動き始めた瞬間には、もうゴールが見えていた。横浜MのMF斎藤が驚異の4人抜きゴールとアシストで、初の日本代表入りを強烈にアピールした。

 「右でもらった瞬間、敵と味方が把握できた。穴が見えたので動きながら、最後は外に出すフリをしてうまく中に入れました」

 前半36分、斎藤はゴール右でボールを受けると、相手DFラインを左から順番にかわしていく。サイドバックの村上、センターバックの高橋、菊地を次々と抜いて、詰めてきたボランチの金沢をかわして4人抜き。GKと1対1になってから右足で流し込んだ。

 このゴールには味方も驚いた。栗原は「あそこにメッシがいるんじゃないかと思った。もし、ウチがあれをやられたら一生言われるだろうな」とニヤニヤ。中沢は「何か、こうしたら抜けるみたいな形をつかみつつあるんじゃないかな。DFのケアもするし、そこも評価する。続ければ代表も見えてくるんじゃないかな」と褒めちぎった。

 前半22分には右からマルキーニョスの先制ゴールをアシストし、2ゴールにからんで首位大宮を撃破。順位は4位と変わらないが、再び上位争いに踏みとどまった。

 「リーグは開幕の1点だけだったから、やっと取れた。代表は別に意識していない。まだチームで俊さん(中村)や佑二さん(中沢)に認められる方が先です」と本人は言うが、15日に発表される東アジアカップに向けた日本代表の有力候補。前節のC大阪戦を観戦したザッケローニ監督は「斎藤は良かった」と高く評価している。

 横浜Mは16億円を超える巨額の負債が明らかになったばかり。首位争いから後退しかかった時期に、斎藤のおかげでようやく明るい兆しが見えてきた。 (荒川敬則)

 

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