2013.7.13 21:07(2/2ページ)

虎・連勝ストップ、秋山が5失点で2敗目「申し訳ない」

阪神・秋山=甲子園球場(撮影・白鳥恵)

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 何度も汗をぬぐった。初夏の夜空に、大きな放物線をかけられた。秋山が痛恨の3ランを被弾。今季初星を目指した3度目の先発登板だったが、3度目の正直にはできず。スコアボードに重い「5」が刻まれた。

 「三回の裏のバントミスを引きずったまま、四回のマウンドに上がってしまい、あっさりと点を与えてしまいました。チームに申し訳ないです」

 0-0の三回、無死一塁で打席が回ってきた。犠打を試みるも、スリーバント失敗。自らを助けるチャンスをフイにした。大粒の汗を垂らしながらベンチへ引き返すと、うなだれた。直後の四回につかまった。

 先頭の山崎が放った三塁線へのライナーに、新井良が飛びついたが弾き、二塁打となった。警戒していたはずのモーガンに、鮮やかにと右翼線へ運ばれ、適時二塁打で1点を献上。ブランコには左前適時打で加点された。こうなると、もう止まらなかった。際どいコースを狙った中村は歩かせてしまい、無死一、二塁。続く金城に、右翼スタンド最前列に飛び込む3ランを被弾した。マウンドから、ぼう然と着弾点を見つめるしかなかった。

 1年目に4勝(3敗)を挙げた右腕も、もう4年目だ。先発ローテへの定着を、だれもが期待するが…。またも期待を裏切ってしまった。

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