日銀は12日発表した7月の金融経済月報で、設備投資の現状判断を「持ち直しに向かう動きもみられる」とし、前月から引き上げた。鉱工業生産についても「緩やかに増加している」と上方修正。国内経済の先行きは、国内需要の底堅さと海外経済の持ち直しを背景に緩やかに回復するとの見通しを示した。
円安や需要の増加を受けて、自動車や電気機械の業況が改善。これが汎用機械や生産用機械など他の業種にも波及して、設備投資を押し上げた。
鉱工業生産は足元で伸びが目立つ。米国や中国向けの輸出が堅調に推移し、自動車など輸送機械の生産が回復。鉄鋼や化学も増加した。消費者物価(除く生鮮食品)の先行きについては、前年比でプラスに転じていくとの判断を示した。
国内経済の基調判断は「緩やかに回復しつつある」に引き上げた。前月の「持ち直している」から上方修正した。景気判断を引き上げるのは7カ月連続で、1998年1月に月報の公表を開始してから最長となる。
日銀、金融経済月報
日経平均(円) | 14,506.25 | +33.67 | 12日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 15,464.30 | +3.38 | 12日 16:34 |
英FTSE100 | 6,544.94 | +1.53 | 12日 16:35 |
ドル/円 | 99.28 - .32 | +0.18円安 | 13日 5:49 |
ユーロ/円 | 129.71 - .80 | +0.50円安 | 13日 5:48 |
長期金利(%) | 0.815 | ±0.000 | 12日 15:34 |
NY原油(ドル) | 105.95 | +1.04 | 12日 終値 |
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