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自殺した人 ことし上半期も減少傾向
7月14日 11時32分

ことしの上半期に自殺した人は1万4192人と、年間の自殺者が15年ぶりに3万人を下回った去年の同じ時期よりさらに100人余り減ったことが、警察庁のまとめで分かりました。

警察庁によりますと、先月までの上半期に自殺した人は全国で1万4192人で、去年の同じ時期よりも102人、率にして0.7%減りました。
年間の自殺者は、ピーク時には3万4000人余りに上りましたが、去年は15年ぶりに3万人を下回り、ことしも去年と同じように減少傾向にあります。
内訳は男性が9901人、女性が4291人で、都道府県別では、東京都が1412人で最も多く、次いで神奈川県の822人、愛知県の805人などとなっています。
一方、最も少なかったのは、鳥取県の70人で、福井県、徳島県、島根県も100人を下回りました。
年齢や原因などを分析したことし5月までの統計でみると、60代以下がいずれも去年より減る一方、70代以上は10%余り増えました。
原因・動機別では健康問題が最も多く、次いで経済・生活問題、家庭問題などとなっています。
今回の結果について、自殺対策を担当する内閣府は「景気回復などを背景に減少傾向が続いているものの、高齢者の健康問題による自殺が増えた影響で減り幅は少なくなっている。引き続き対策を進める必要がある」としています。

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