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第6話 面会

1935年 3月16日

陛下の寝室

天皇
「君達、よく眠れたか?」

全員
「「「はい、よく眠れました」」」

翌朝、目が覚めた全員の元へ陛下がやって来た。

天皇
「朝食後、会って欲しいもの達がいるのだ」


「会って欲しいもの達ですか?」

瑠奈
「それって誰ですか?」

天皇
「うむ、それは会ってからのお楽しみだ」

全員
「「「分かりました(……誰だろう?)」」」

朝食後、陛下と一緒に帝国ホテルへと向かった。

帝国ホテル とある一室

???
「……貴様が未来から日本人か、私は陸軍大臣の林銑十朗だ」

???
「私は海軍大臣の大角岑生」

???
「貴族院議長の近衛文麿だ」

全員
「「「……(大物すぎですよ)」」」

そして、護達は自分達が此処に来た理由を隅々に説明した。

~説明中~


「……というわけで、自分達は此処にいます」


「ふざけるのもいい加減にしろ!!我が大日本帝国がアメリカ等に負けるなど!」

林大臣は激怒した。

天皇
「林、気持ちは分かる。だか、護君達が持っている携帯、ウォークマンとやらをどう説明する?」


「そっそれは……」

大角
「……私は彼らを信じようと思う」

近衛
「私もだ」


「おっ、大角大臣!?、近衛議長も!?それは本気か!!」

大角
「あぁ。日本……いやアメリカやドイツでも到底作れない代物だ」

近衛
「それに、護君達の目は本気の目だたった」

天皇
「林……日本を救いたいんだ、頼む…この通りだ」

林・大角・近衛
「「「へっ、陛下!」」」

陛下は林大臣に頭を下げた。

天皇
「林、護君達を信じてやって欲しい……日本を破滅から救いたいのだ」


「…………」

林大臣も陛下に言われては何も言えなかった。


「……分かりました。私も貴様達の存在を認めましょう」

全員
「「「ありがとうございます」」」

護達は頭を下げた。


「ただし、貴様達の実績を見てから決める。陛下もそれで構いませんか?」

天皇
「良かろう、護君達、日本を救うために思う存分暴れてくれたまえ」

全員
「「「御意!!」」」

護達は陛下にそう言った。


「……それと陛下、私からも会わせて欲しい人がいるんですけど」

天皇
「うむ、誰を連れてきたら良いのかね?」


「それは……」

それから、2時間後、護達はある人達と面会した。

???
「……陛下。ご冗談はお止め下さい」

???
「そうです。林大臣達も儂らをからかっているのだろう?」

護達が会いたかったのは東久邇宮稔彦王と伏見宮であった。

護達は林大臣ら同様に此処に来たを説明した。

東久邇宮
「……陛下、本当なのですか?」

天皇
「うむ、その証拠に携帯とウォークマンがある」

伏見宮
「ですが、10年後に日本が降伏するなど、誰が信じますか?」

天皇
「大丈夫だ、朕が保証する。……それでお主達、日本の為に力を貸してくれまいか?」

東久邇宮・伏見宮
「「……分かりました。陛下の命となれば」」

東久邇宮・伏見宮は陛下に頭を下げた。

東久邇宮・伏見宮
「「君達も宜しく頼む、一緒に日本を守ろう」」

全員
「「「はい!」」」

護達にも頭を下げた。

天皇
「それでは、今日はこのあたりにしよう。護君達は町を散策してみたらどうだ?夜はまた私の寝室で泊まりなさい」

全員
「「「ありがとうございます」」」

護達は陛下に頭を下げた。


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