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パリ脱線 背景に鉄道網の老朽化も7月14日 7時5分
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フランスのパリ郊外の駅で列車が脱線して少なくとも6人が死亡した事故は、駅の手前にある線路を切り替えるポイントの部品が外れていたことが原因との見方が強まっており、背景に、フランスの鉄道網の老朽化を指摘する声も出始めています。
この事故は12日夕方、パリの南、およそ25キロにある国鉄の駅で、乗客385人を乗せた列車が駅を通過する際に脱線してホームに突っ込み、少なくとも6人が死亡、30人がけがをしたものです。
事故原因についてフランス国鉄の担当者は13日、事故があった駅のおよそ200メートル手前にある線路を切り替えるポイントで、レールをつなぐ部品が壊れて外れていたことを明らかにするとともに、部品が外れたことで脱線が引き起こされた疑いが強まったとの見方を示しました。
また、フランス国内には同様の部品がおよそ5000か所設置されているため、これらに問題がないかどうか、一斉に点検を開始したとしています。
一方、事故が起きた背景として、地元のメディアでは、在来線を中心とするフランスの鉄道網の老朽化を指摘する論調が目立ち始めており、キュビエ運輸相も13日、「30年前の線路のままで需要に応え切れていないのが現状だ」と述べて、老朽化を認めています。
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