神通力が失せた!? 進次郎を悩ませる2つの市長選
【政治・経済】
地元・横須賀でも敗戦濃厚
「現職の河村たかし市長の勝利でほぼ決まり。自民党候補はいまだ15ポイント以上離されていて、投票まであと3日しかなく、追いつけそうにない。進次郎の神通力も効きませんでした」(自民党関係者)
進次郎は1カ月近く前から自民党候補の支援を公言していただけに、この惨敗は痛い。が、彼を悩ませている選挙はこれだけじゃない。
6月23日告示、30日投開票の横須賀市長選だ。横須賀といえば進次郎の地元。負ければ名古屋市長選の敗北どころの騒ぎではない。
「現職の吉田雅人市長(37)の対抗馬として立候補を予定しているのが副市長だった広川聡美氏(61)です。自民党の横須賀支部は広川氏を推薦し、進次郎が選対本部長に就いた。しかし、現職の壁は厚い。吉田氏はまだ若く、市長になっても毎朝の駅頭演説を続けるほどのエネルギッシュな人物で、市民にも支持が浸透している。一方の広川氏は、小さな声でぼそぼそ演説して、パッとしません。敗戦濃厚です」(地元記者)
進次郎は、どうしても現職の吉田市長を倒さなければならない因縁がある。前回09年の市長選で、進次郎の父・純一郎元首相は当時の現職市長を全面支援したが、無党派を掲げた吉田に敗れ、小泉家は地元で恥をかかされた。
「だから進次郎は吉田市長を応援するわけにはいかない。といって、61歳の元副市長が対抗馬では、若い進次郎氏のイメージに合わない。さぞ頭が痛いでしょうねえ」(前出の記者)
地元の市議30人、県議4人が進次郎の下に入って広川選対を支えているという。それだけに、進次郎にとって市長選敗北の影響は計り知れない。内心、進次郎はマッ青になっているのではないか。