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中国の核燃料施設 反対デモで中止7月13日 16時4分
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中国南部の広東省で、原子力発電所に関連する施設の建設が計画されていましたが、反対デモが起きたことを受けて、地元政府は建設を見送るという異例の決定をし、中国の原発政策に影響が出る可能性もあります。
この施設は核燃料を加工するためのもので、中国の原発事業に深く関わる国有企業が、広東省江門市の郊外で建設することを計画していました。
しかし、市民は「事故が起きれば放射性物質による汚染のおそれがある」として強く反発し、12日、1000人以上が反対デモを起こして江門市政府の庁舎前に集まり、警察とにらみ合う事態となりました。
これを受けて、建設予定地の地元政府は、13日朝、「住民から反対意見が多く寄せられたので、それを尊重し、計画の申請を許可しない」と発表し、建設を見送るという異例の決定をしました。
中国政府は原発の整備を積極的に進めていますが、今回、計画を中止したのは、反対デモが広がることに神経をとがらせていることの表れとみられ、原発政策全体に影響が出る可能性もあります。
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