ライフ子供の血液型は? 「医学的に事前検査の必要ない」+(2/2ページ)(2013.3.20 08:48

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子供の血液型は? 「医学的に事前検査の必要ない」

2013.3.20 08:48 (2/2ページ)
いざという時のためや血液型占いの影響などから子供の血液型を知りたい親は多い (本文とは関係ありません)

いざという時のためや血液型占いの影響などから子供の血液型を知りたい親は多い (本文とは関係ありません)

 ◆2000~4000円程度

 「血液型を知りたい」という母親の声は根強い。一部の私立小学校で受験時に血液型を求められることや血液型占いの普及など社会的背景もある。

 こうしたニーズに対する医療機関の対応はさまざまだ。親からの希望で検査を実施する小児科もある。しかし、吉村小児科(文京区)の内海裕美院長は「輸血などが必要な際の血液型検査は医療保険の診療となるが、『ただ知りたい』場合に保険は適用されない」と話す。

 多くの医療機関では2千~4千円程度の自己負担で実施している。愛育病院の小児科でも要望があれば自費(5250円)で血液型検査を行う。ただ、正確な血液型を調べるため、原則として1歳以降が対象だ。

 検査方法もさまざま。採血で検査を実施する機関もあれば、かかとから血液を少し採取する簡易検査を実施する病院もある。アレルギー検査などのついでに実施するところもある。

 内海院長は「医学的に調べる必要は全くなく、子供に痛い思いをさせてまで検査をする必要はない。子供が小学生程度になり、血液型を知っておきたいというなら主治医に相談を」とアドバイスしている。

                   ◇

 ■保健所の検査は問い合わせを

 保健所や保健センターで子供の血液型を調べているのだろうか。「かつては血液型検査を行う自治体もあったが、最近ではあまり見かけない」と愛育病院の加部部長は言う。

 兵庫県でも以前、血液型を保健所で調べる仕組みがあったが、平成20年度に廃止。一方で、同県川西市の保健センターでは、幼稚園の年長児以上の希望者を対象に、500円で血液型検査を実施できる。

 血液型検査を実施しているかどうかは自治体によって異なるため、居住の保健所などに問い合わせた方がいい。

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