台風で1人死亡54人負傷、日本の駐台代表からお見舞状

【社会】 2013/07/13 16:43

(台北 13日 中央社)中央災害対応センターによると、13日午後3時時点で台風7号によって台湾各地では冠水や停電などのほか、死者1人、負傷者54人が出るなど大きな被害が生じた。

死亡したのは新北市の警察官、陳錦栄さん(50)。陳さんは13日午前3時過ぎ、バイクで帰宅する途中、飛来してきたレンガが頭部に直撃、その場で心肺停止状態となり、病院に搬送されたが死亡が確認された。同市ではそのほか19人が怪我しており、台北市では10人、基隆市、新竹県ともに1人、台中市では23人のけが人が出ている。

台風により各地で停電も発生、13日午後1時27分時点で、最大で約101万1000世帯余りに影響が出た。現在でも27万3000世帯余りで停電が続いており、主に宜蘭、基隆、新北、台北、桃園、新竹、苗栗、南東、彰化、雲林、嘉義などに集中している。

日本の対台湾窓口機関、交流協会の樽井澄夫・台北事務所代表(大使に相当)はこの日、台湾側窓口・亜東関係協会の李嘉進会長あてに見舞状を送り、犠牲者への哀悼の意と被災者の日常生活への早期復帰を祈る旨を伝えた。

(編集:荘麗玲)