女子ユーロとは/About Women's EURO
1984年に初開催され、1997年以降は4年に1度行なわれている女子サッカーの欧州選手権。11回目を迎える伝統の大会を独占放送する。過去10大会で7度の優勝を誇り、現在5連覇中のドイツや、UEFA女子チャンピオンズリーグを連覇中の欧州最強クラブ、オリンピック・リヨンから10選手近くを擁するフランスが優勝候補。選手ではともにフランス代表の、エースMF・ネシブや女子バロンドール候補・アビリに注目だ。
ドイツ、フランスのほか、開催国のスウェーデン、イングランド、イタリア、ノルウェー、デンマーク、オランダ、アイスランド、スペイン、フィンランド、ロシアが出場。グループリーグは、これら12カ国が4チームずつ3グループに分かれ総当たり戦を行なう。各グループの勝ち点(勝ち3点、引き分け1点、負け0点)の上位2チームと、3位の中から成績上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。
グループA
グループB
グループC
オンエア情報/On Air Info
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注目選手/Player
ドイツ代表
ファトミレ・バイラマイ
コソボでユーゴスラビア国籍のアルバニア人として生まれ、内戦で5歳の時にドイツへ移住した。持ち前のドリブルに磨きがかかり、高い決定力を併せ持つ。北京五輪では日本との3位決定戦で2得点を挙げ、銅メダルに輝いた。
アーニャ・ミッターク
開催国、スウェーデンのマルメで活躍するゴールゲッター。2010年には大儀見(当時は永里)、バイラマイと3トップを組み、UEFA女子CLを制覇。移籍初年度の昨年はMVP、最優秀FW、得点王(21点)と個人タイトルを独占した。
フランス代表
ルイザ・ネシブ
ジダンと同じ、アルジェリア系の血をひくことから女ジダンの異名を取る。卓越した技術と美貌を併せ持ち、柔らかいタッチでチャンスを演出する。国際女子サッカークラブ選手権で昨年来日。エレガントなプレーで日本のファンを魅了した。
ウェンディ・ルナール
カリブ海に浮かぶマルティニーク島出身。185cmの長身を生かした空中戦だけでなく、スピードと長い足を駆使したカバーリングにも長けている。昨夏の日本との親善試合で強烈なヘディングシュートを決めたように、得点力にも期待がかかる。
スウェーデン代表
ロッタ・シェリン
長身にスピード、技術も兼ね備え、"女ズラタン"との異名を持つスウェーデンの絶対的エース。DFラインの背後へ巧みに抜け出し、ゴールを陥れる。リヨンのエースとして、UEFA女子チャンピオンズリーグ2連覇(2011,12)の原動力となった。
コソヴァレ・アスラニ
スピードとテクニックを兼ね備え、華奢な体ながら当たり負けしない強さも持つ。前監督からは信頼を得られなかったが、スンドハーゲ監督の下で才能を開花させている。昨シーズンはPSGに加入。リーグ戦でチームトップの17点を挙げた。
イングランド代表
エレン・ホワイト
進境著しいイングランドの新エース候補。迫力ある飛び出しからのシュートが持ち味。2011年女子W杯、日本戦でGK海堀あゆみの頭上を破ったゴールは、今も母国で語り草となっている。11年にはアーセナル・レディースの一員として来日。
デンマーク代表
カトリネ・ペデルセン
ポゼッションスタイルを駆使するデンマークの司令塔。DFラインの前でビルドアップの起点となり、常にポジションを変えながら攻守のバランスを取る。今年3月、なでしこジャパンとのアルガルベカップで代表通算200試合出場を達成した。
ノルウェー代表
ハンセン
6大会ぶり3度目の優勝を目指すノルウェーで、監督が期待を寄せる若手の成長株。10番を託されたアルガルベカップ、日本との開幕戦では1得点1アシストの活躍を見せる。独特のタイミング切れ込み先制点を決め、左足の鋭いクロスで2点目を演出した。
イタリア代表
パトリツィア・パニコ
代表歴17年、国際Aマッチ出場182試合98得点とイタリア女子代表史上最多キャップを誇る。今年2月に38歳の誕生日を迎えたが、予選で8試合9得点と、今なおチームのエースとして君臨。キャリア最後のユーロであろう今大会でもう一花咲かせたい。