詐欺容疑で６容疑者再逮捕　愛知県警、韓流うたい投資話

　韓流グループなどの興行を手掛けるイベント企画会社「ザックコーポレーション」（東京都渋谷区）への投資をうたい、金をだまし取ったとされる詐欺事件で、愛知県警は３日、別の顧客に対する詐欺の疑いで、東京都江東区、会社役員萩原勝巳容疑者（３５）ら６人を再逮捕した。

　ほかに再逮捕されたのは、会社役員津之下岳（４８）＝東京都江東区、会社員米山麗奈（３３）＝同杉並区、会社役員関根義寛（３２）＝同世田谷区、アルバイト宮本東勲（３１）＝同台東区、会社役員森洋介（３３）＝沖縄県浦添市＝の各容疑者。

　逮捕容疑では、２０１１年１０〜１１月、長野市の７０代女性に、出資金を適正に運用するつもりがないのに「韓国の芸能人、国際的なバレエ団などの興行をする会社に投資している。絶対に損はさせない」などと誘い、２００万円をだまし取ったとされる。宮本容疑者は黙秘し、ほかの５容疑者は否認している。

　県警によると、萩原容疑者らは経営コンサルタント会社「Ｙｓエンターテイメント合同会社」（東京都中野区）と投資ファンドを設立して運営。１１年８月〜１２年４月、ザック社への投資名目で、長野県や大阪府など７府県の２８人から計１億円以上を集めたとみられる。

（中日新聞）