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【社会】

「サイクル・ポリス」出動 埼玉県警本格導入「クロスバイク」でマナー訴え

クロスバイクで街頭パトロールをする警察官=さいたま市浦和区で

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 自転車保有率で都道府県トップの埼玉県で、警察官のパトロール用にスポーツタイプの自転車を県警が導入し、十二日から浦和署と川越署で試験運用を始めた。自転車は最高速度約四十キロのスピードと小回りの利く安定性が特徴の「クロスバイク」。欧米の警察などで広く導入されているが、国内での本格的な利用は初めて。

 両署は「ハイパー・サイクル・ポリス」の新名称で、体力のある若手警察官を選抜し計十台を導入。JR浦和駅前や川越市の観光地で通常のパトロール業務にバイクを使う。

 街頭で注目が集まりやすいことを生かし、自転車の運転マナーの向上に一役買ってもらう。効果を見極め、来年度は規模を約百台に拡大させたいという。

 この日、浦和駅前で出発式があり、流線形のヘルメットをかぶった警察官六人がパトロールに繰り出した。

 社団法人「自転車協会」によると、埼玉県民の自転車保有率は一・三人に一台(二〇〇八年の推計)で、都道府県別でトップ。一方、県内では十一日までに二十一人が自転車事故で死亡している。最近は一般のクロスバイク利用者も急増しているという。

 

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