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事件
【25億円投資詐欺】社名使い分け拠点移して摘発逃れ ノルマ競わせ
グループ内には勧誘電話をかける「架け子」が少なくとも数十人いたとみられるが、この拠点も札幌市内から都内数カ所などに移転していた。摘発を逃れるためとみられる。
グループ内の組織も「一般の会社並み」(捜査関係者)に統率が取れていた。
合同捜査本部は、同種の詐欺事件で過去最大規模の411人態勢で北海道や東京都などの関係先約100カ所を家宅捜索したところ、主犯格の新井寿之容疑者(31)の自宅などから現金計約4400万円を発見。架け子の拠点などからは、五十音順に整理された被害者の管理名簿や各メンバーが詐取した金額を棒グラフで示したホワイトボードなどが見つかった。
ホワイトボードには「(月間)目標5千万円」とも書かれ、新井容疑者らがメンバーに厳しいノルマを設けて「営業成績」を競わせていたとみられる。
またグループは、通信販売で高額な商品を購入した人のリストも入手。この中から金銭的に余裕がある高齢者に狙いを絞り勧誘していた。合同捜査本部によると、新井容疑者ら25人は容疑を否認、9人は認めているという。
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