早くもマイクパフォーマンスの練習に励む石森（左）と小峠

　ＧＨＣジュニア王者の石森太二（３０）が新日本制圧を予告した。ノア「ジュニアタッグリーグ戦」（１４日、後楽園ホールで開幕）の会見が１１日に行われ、小峠篤司（２７）との昨年のＶコンビで出場する石森は連覇を誓った。

　Ａブロックに敵はいない。見据える相手はＢブロックの獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク組の新日勢のみだという。同リーグ戦はＧＨＣジュニアタッグ王座決定戦にもなっており、石森は「決勝ではライガー、タイガーを破って２冠王になる。それしか考えていない」と言い切った。

　とりわけライガーには２００９年のジュニアリーグ戦で完敗しており、方舟の王者としてリベンジは責務となる。「相手はジュニアのレジェンド。でも僕が小さいころからやっている人なんで、長期戦になれば僕が有利になる。ましてや夏で、向こうは全身タイツ。長期戦をとことんやってレジェンドの壁を破る」と石森は力を込めた。

　悲願のライガー超えを果たせば、残る課題はひとつだけ。新日ジュニアの絶対王者、プリンス・デヴィット（３１）との頂上決戦だ。「向こうは今、僕のことは相手にしていないかもしれない。でもライガー、タイガー組に勝てば出てこないといけないでしょう。ライガーを退けてデヴィットを引きずり出しますよ」と石森のハートは燃え上がっている。