日本代表アルベルト・ザッケローニ監督（６０）は１２日、東アジアカップ（２０日開幕、韓国）に臨むザックジャパンで初選出が確実なＦＷ柿谷曜一朗（２３＝Ｃ大阪）を大絶賛した。

「運動量が増えたし、試合を決定づける仕事も増えている。それを継続的にこなしている。例えば守備で人数が１人足りないと感じた時は、すぐに守備に行く姿勢も見せている」と珍しくベタ褒めし、新戦力への大きな期待を語った。

　東アジアカップでは、欧州組を招集できないため国内組だけで代表を編成するが、その新チームの核に柿谷を指名。すでにＪリーグで１０得点を挙げており、日本代表で１０番を背負うＦＷ香川真司（２４＝マンチェスター・ユナイテッド）も太鼓判を押した逸材だ。

　指揮官は「あまり多くの代表のやり方を（柿谷に）インプットするつもりはない。個の力を見極める方に興味がある。持ってる力を出してほしい」と明かし、ブラジルＷ杯に向けた最終テストとする方針という。