阪神が12日のDeNA戦(甲子園)に3―2で勝って、今季2度目の6連勝。首位・巨人とのゲーム差を2・5に縮めた。球宴前6連戦を白星スタートだ。勢いづく虎。14日には注目の藤浪晋太郎投手(19)の先発が予定されているが、そんな黄金ルーキーに、チーム内から一刻も早く“夜の顔”を持つべきとの声が出ている。どういうことなのか――。
今季2度目の6連勝と勢いづく虎。藤浪も好調なチームの流れに乗り、14日のDeNA戦に快勝して、気分良く球宴(19日=札幌ドーム、20日=神宮、22日=いわき)に臨みたいところ。「次が前半戦最後になると思いますし、思い切っていきたい」と意気込んでいる。
そんな黄金ルーキーに対して、チーム内でここへきて言われているのが「夜のスタイルを確立しろ!」だ。もちろん、未成年の藤浪に『夜の街に繰り出せ!』と言っているのではなく野球の話。14日はナイター開催。藤浪にとって、高校時代を含めても初体験の甲子園ナイターとなるが、その甲子園が夜と昼で“表情”を大きく変えるからだという。
ある主力野手がこう語る。「あまり詳しくは言えないけど、昼と夜とで甲子園はボールの見え方が全く違うんだ。投手によっての差もあるからひと言で“こう”とは言えないんだけどね。ある投手はナイターだとボールが照明で浮かび上がって見やすいのに、デーゲームだとぼやけて打ちにくくなる。逆にナイターだと速球が極端に見えにくい投手もいる」
藤浪の場合はどうか。中西投手コーチは「球が速い投手は、ナイターの方がいい。速く見えるから」と話していたが、連夜、その打席に入る野手陣に言わせると「一概にはそう言い切れない」とのこと。そのため「藤浪は昼とは別に夜バージョンの投球スタイルとフォームを確立した方がいい」(別の主力選手)との声が出ているわけだ。
ここまで抜群の修正能力と吸収力で結果を出してきた藤浪だけに、今回もそんなチーム内の声にきっちり対応することだろう。「藤浪はただのルーキーじゃない。将来の大エースなんだから甲子園を最大限に活用してほしい」とはチーム関係者。甲子園の“夜の晋ちゃん”が楽しみだ。
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