１１日の楽天戦前の練習中に打球を受け、右頬骨不全骨折を負った日本ハム・大谷翔平（１９）が１２日、ファン投票選出されている「マツダオールスターゲーム２０１３」について「全然大丈夫だと思う」と出場に意欲を見せた。

　負傷から一夜明けて目立った腫れはなくチームとともに仙台から札幌に移動。痛みが引けばプレーできる見通しで栗山監督は安静指示の出されている１２日からのロッテ戦でも出場選手登録を外さず復帰の状況を見極めている。

　指揮官は負傷後に大谷と交わした会話を「しかった。普段言わないけどお前が悪いって言った。俺も悪いけど、お前も悪い、ちゃんと気をつけないと。（周囲の確認も）全力をつくさないと皆に迷惑がかかる」と明かし、大谷も「１００％僕の責任。（打球を）見ていなかった。目や耳じゃなくてよかった」と振り返った。

　ただ、指揮官はすでに球宴第１戦（１９日＝札幌ドーム）での登板構想を明かしている球宴出場には「見極めます」と慎重な姿勢を崩さなかった。

「無理させることじゃないので。ダルも短いイニングを投球すると違うことが起きるんだよね。１イニングできないかな。たぶん大丈夫だと思うけど、鵜呑みにできないし。トレーナが行けるって言っても駄目なものは駄目なんで。彼の将来もあるのでね」と語った。