アイカーン氏:デル買収対抗案の条件引き上げ-ワラント追加
7月12日(ブルームバーグ):米コンピューターメーカー、デルの創業者マイケル・デル氏が提示した244億ドル(約2兆4200億円)規模の自社買収案に対抗案を提示している資産家カール・アイカーン氏は、条件を引き上げる提案を行った。
デル 株8.7%を保有するアイカーン氏は12日付の書簡で、既に表明している1株14ドルでの購入提案にワラント(新株引受権)を追加すると説明。これにより買い取り価格は1株当たりおよそ15.50-18ドルになるとした。
デル氏とシルバーレーク・マネジメントによる1株13.65ドルの買収案に、アイカーン氏が対抗案を示すのはこれで4回目。デル氏とシルバーレークによる買収案については今週、議決権行使助言サービス会社が支持を表明している。デルは18日、同買収案をめぐり株主投票を実施 する。
書簡によれば、アイカーン氏は株式取得の際に4株につき1ワラントを付与する。同ワラント保有者は最大で向こう7年間、デル株を1株20ドルで購入できる。
デルの広報担当、デービッド・フリンク氏はコメントを控えた。
原題:Icahn Adds Perk to Dell Offer in Fourth Challenge toBuyout (2)(抜粋)
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更新日時: 2013/07/13 02:28 JST