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謎鳥 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2012-05-29

[]物理的運動エネルギー最強の法則 『天空の扉』 2巻

天空の扉 2 (ニチブンコミックス SH comics)

天空の扉 2 (ニチブンコミックス SH comics)

悪堕ち勇者に拉致された姉を救うための旅を始めた一行。

そんな一同に対して勇者軍は兵力三千の軍勢を送り込み・・・

ドラクエ風の世界観を踏襲しながら、

物理的な法則や現実的な観点からドラクエを真っ向から否定した、

ファンタジー為らざるファンタジーの2巻目がついに登場。

同作者の別作品があの「魔法少女プリティ☆ベル」ですから、

今回もえげつないことになってるんだろうなーと覚悟はしていたけれども、

毎度のことながら覚悟の遥か上を行く展開に圧倒されるばかりです。

ぃゃ、確実に作者自身も想定してなかったのかもしれませんがね。

前回はまだ王道っぽい感じはあったけれども、

本作を王道と呼ぶのはもう無理です。

勇者軍の幹部クラスがゴミみたいに死にまくったり、

完全に主人公の方が魔王っぽい状態になってたり、

外道展開すぎてもう何が何やら・・・

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全体的な内容の比率を前回と比較するのであれば、

グロ描写はかなり控えめになっている一方で、

エロは18禁まではいかないにせよ確実に15禁レベルなまでにパワーアップし、

話の展開のえげつなさは数値化不可能なレベル。

リアルなドラクエが見たい方や普通のファンタジーに飽き飽きしてる人なら是非。

8月創刊のコミックヘヴンでの連載再開が今から待ち遠しいです。


悪魔姉弟、勇者を盛大に恐れさせるの巻。

本作の世界において、最強魔法はドラクエで言うところの、

ミナデインマダンテではなく、本来移動手段であるルーラであることが、

根底の設定として根付いていたりするわけですが、

攻撃魔法として転用するのは当然のこと、

移動魔法としても最凶すぎです。

ドラクエのゲーム内だと屋内でルーラを唱えた場合、

天井に頭をぶつけて失敗するなんて程度で済んでますが、

本作の世界でそれをやったら間違いなく五体が粉微塵に消し飛びます。

世界中のどんなところでも瞬時に移動できるような運動エネルギーで、

他の物体に衝突なんてしたらどうなるかなんて説明するまでもありませんからね。

本当にこんな危険な代物を扱う主人公姉弟が凶悪すぎだわ。

どっちも「さん」付けで呼びたくなるくらいの魔王っぷりですし。

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※主人公です

弟はキレて三千の軍勢を一瞬で消し飛ばすし、

前回は出番も少なくて囚われのお姫様状態だった姉も、

間違いなくこの弟あっての姉だと言わざるを得ない。

こういう糸目キャラはキレるとヤバいの法則を見事に満たしてます。

しかも温和な性格と思わせておいて実はドS。

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もうこの姉一人で勇者倒せるだろ・・・

勇者が再び正義に目覚めて逆に姉弟が悪堕ちする展開でも違和感無いわ。

と言うかこの姉弟があまりにも凶悪すぎて、

勇者からは小物臭しか感じなくなってきましたよ。

黒幕のはずなのにいいところが全く無いし。


触手とエロは日本古来の伝統芸!

ファンタジー作品とした見た場合、とにかくえげつない描写が満載で、

王道な内容を期待していると思いっきり裏切られる内容ですが、

エロ作品として見た場合は前回よりも「実用性」が上がってて・・・

特にロリキャラ好きであればかなり「使える」かと。

開幕から入浴シーンで始まりますし、

前回同様レイシャのローションプレイもありです。

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まぁ確かに氏はロリ系の18禁作品もいくつも描かれてますから、

ある意味あるべき姿なのかもしれませんが、

最初からこれだから嫌が応にもそっち方面に期待してしまうってもんですよ。

で、実際エロ比率はかなり高いです。

しかもレイープシーンの・・・

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敵軍勢との混戦に紛れて囚われたマギアは拘束プレイ状態で、

全身を触られ嘗め回され、本番直前までヤられちゃいますし。

18禁だったら間違いなく最後まで犯されてるところだなー。

勇者サイドでも悪魔姉弟の姉ことルサルカさんが女王モード突入してからは、

エロシーンまででもドSの女王様っぷりを存分に発揮していて、

淫獣を手なずけて触手プレイときたもんだ。

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キャロスさん調教・完了!

ファンタジー作品なら触手も違和感ありませんし、

江戸時代の鉄棒ぬらぬら先生(葛飾北斎春画作品で用いていた別名義)

の頃からの日本の伝統芸ですからね。

あとがきでエロと触手に関してだけ強調されてるのは笑ったけど。

ラストに出てきた新キャラにいかにもなツインテールキャラとかがいるから、

次はこの娘あたりがぇちぃ目に遭うのかもしれませんねー。


「ヤツら」はやっぱりジェノサイド

本作のマスコットキャラにして、容赦なく虐殺される立場のゴブリンたち。

さすがに前回ほどではないにせよ、見た目の可愛さに反して酷い目に遭ってます。

モチーフが虐待画像ネタで知られる「実装石」であることは、

作者自身がブログで明かしてますから、

ろくなことにならないのは運命としか言いようが無いですね。

※「実装石」で検索して気分を害しても当方は責任を負いかねますので悪しからず

今回はビリヤードの的にされていたぶられたり、

食事を報酬に回復魔法の実験台として解剖されたり。

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前者は完全に虐待だけど、

後者は同意の上でちゃんと食事も貰ってるからまだ救いがありますか。

害虫もいたずらに駆除するだけじゃなくて、

実験用マウスとかモルモットみたいな安い扱いではあるにしても、

使い方によっては役に立つってことですね。

さすがに解剖シーンはモザイクかかってたり、

別れた直後に自然界の掟で捕食されるオチが待ってるけど・・・

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これからも絶滅しない程度に酷い目に遭うことを期待してる自分がいる。

でもぬいぐるみみたいなマスコットで発売されたら普通に可愛いから買いそうだなぁ。

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