1回、二塁打を放つ阪神・西岡=甲子園球場(撮影・岡田亮二)【拡大】
数字も証明している。西岡が一回の打席で安打を放つと、チームは14勝4敗2分け。勝率・778。数字を切り上げなければ・777…。縁起の良い数字がどこまでも並ぶ。虎の背番号7は開始即の快打で、勝利を呼び込む。
球宴までの6連戦を前に、「6試合全勝するつもりで。球宴までに巨人との差が広がらないように…。むしろ詰めていくぐらいの気持ちでやっていく」と発言。チームと自らにあえてプレッシャーをかけたが、決意を示す一振りと激走に、チームも乗せられた。
「切り替えて、また全力で行くだけです。きょうは投手のおかげです」
球宴まで残りは5試合。一回の裏。気持ちを引き締めて挑む西岡の打席から目が離せない。 (長友 孝輔)
(紙面から)