2013.7.13 05:02(1/2ページ)

勝率・778!虎・西岡、逆転“起爆”二塁打

一回、中堅へのライナー制の打球で二塁へ激走する西岡。逆転劇のキッカケをつくった(撮影・中川春佳)

一回、中堅へのライナー制の打球で二塁へ激走する西岡。逆転劇のキッカケをつくった(撮影・中川春佳)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、9回戦、阪神5勝4敗、12日、甲子園)ムードメークだけではない。同時に勝利も連れてくる男だ。開始早々の劣勢を、西岡がバットと足で振り払った。0-2の一回先頭、初対戦のコーコランの高め146キロを中前へ弾き返し、聖地の空気を一変させた。

 「まずは1点、と思っていました。あれ(二塁を狙う)しかなかった。一か八かと思いますけど『100分の1』か『1000分の1』かわかんないですけど、アウトになるまで全力でやる」

 打球に向かってダイブした中堅モーガンが捕球できず、白球が緑の芝を転がるのを見ると、西岡は加速。滑り込まずに二塁へ到達だ。大和が死球を選び、鳥谷の適時中前打ですぐさまホームイン。1本塁打を含む3安打4打点と大暴れした10日の中日戦(沖セル)での勢いを大事な甲子園6連戦の初打席につなげた。

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