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2009年06月30日 イイね!
まずは、一番下の記事、またはプロフィールに写っている車の
ホイールを見ていただきたい。

十五年ほど前、いや二十年程前によくみかけた、いわゆるワイヤーホイールというものを、当方のロードスターは履いていた。

この車はみてのとおり、一般的なNA6よりクラシックな趣となっているが故に、非常に古臭いデザインのワイヤーホイールが非常によく似合う。

故にワイヤーホイールを履いていると書いた方が正しいだろう。本当は鉄チンホイールでもよいのだが、それはそれ、これはこれということで。

しかし、このホイールは現在手元にない。

ことは、元走り屋であった友人S君が、当方のロードスターのフルFRPのボディー仕様と、ワイヤーホイールの仕様を踏まえたうえで、散々嘆き悲しみ馬鹿にし、こき下ろした挙句、「あんた、馬鹿っすか」と罵ったことからはじまる。


よもや三十歳を過ぎて「ばかっすか?」などと、卑下されるとは思いもしなかったが、ここは三十歳の大人として現状を真摯に受けとめ打破するのが、非常に賢い選択に思えたので取り合えず彼の話を聞きることにした。

以下、詳細。

●あなたの車はドア以外すべてFRPなので非常に軽量。なのに何故に重いワイヤーホイールを履いているの?
●そもそもワイヤーホイールなんか流行らない
●MR2に履かせていたホイールはとても高かったが、非常にかっこよく イカしまくっていた。だから、とにかくあなたのホイールは駄目だ!!

●だからアンタは駄目なんだ

列挙しただけでも、ハラワタが微妙に煮えくり返ってくるが、兎にも角にもホイール如きで自身を否定された事は非常に腹だたしかったし、いま読み直しても腹立たしい。

それから数日後、わが愛車には「クラッシックな趣で、かつアルミ素材」である定番ホイール「ワタナベ 英とスポーク」がババーンとかなりカッコよく装着されたのだった。

しかも旧車感をよりアップするために、「15インチ」から「14インチ」にインチダウン。

ん?二十年前に、ロードスターに15インチのホイールを履かせるのは主流だったのかな?もしかしたら、近年に15インチのワイヤーホイールを履かせたのではないのか?

そんな真実について、この文章を書いている今なんとなく気がついたが、気にしても何が変わるわけでもないので気にしないことにする。

ああ、かっこいいなぁ、このホイール、素敵すぎてビューっと
疾走し、明日あたりスピード違反でつかまっちゃうかも。

閑話休題

ロードスター、しかもNA6によく似合うといわれるワタナベ、定番ホイールのワタナベ、ああ素敵過ぎる俺の車とカッコよすぎるワタナベのホイール、中古だけどもソレそれで味があって素敵なワタナベ、あ、今おれワタナベに恋をしたラブジェネレーション。

再び閑話休題

ホイールを変え、キーをひねり、エンジンが始動し、アクセルを踏んで、ステアリングにより操舵角が発生したその時、ワイヤーホイールがいかに重かったのかが瞬間的にわかった。それは、まるで電撃のように。

軽い、ハンドルが軽い、クラシックもといボロイこの車はパワステホースが切れているので「ノンパワステ」状態、それが故にホイールの重さがダイレクトにわかるのだ。

本当に軽い、変えて良かった、本当によかった、パワーステアリングを直さずにホイールを変えてよかった。

私は早速、ワタナベのホイールがいかに軽く、素敵ですばらしいかを自慢するために電話をかけた。

それはきっと羨望からくる妬みのようなものを、電話口の向こうから浴びたかったのかもしれない。

しかし彼は電話で内容を確認し、そして現状を確認した上でこう言った。

「あんた、まだパワステ直してなかったんすか?マジで馬鹿でしょ」

・・・と。

そして彼は、続けざまにこういった。

「あと、前から思ってたんですけど、センター一本出しのあのマフラー、さっさと変えた方がいいっすよ、あれ完全にいっちゃっているから、何か小石みたいなものがタイコの中にはいっいるっぽいし、穴あいてるし」


当方がパワステを直す日は、まだ当分先のようだ。
Posted at 2009/06/30 15:52:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 俺のカー
2009年05月14日 イイね!
なにか買ったら自慢をしたくなる。
それは世の常、人の常である。

それに当該する私は、この買った車を自慢したくて仕方がなかった。
どれ程に自慢したかったのかと言えば、無意味に友人知人親類縁者に電話をしてみたり、話の最後に「そういえばさあ、車買ったんだよ」と無理やりとってつけてみたり、受話器を前にして「車というのは人間のもつ願望のひとつ、移動速度を効率よくあげたいというものを具現化したものなんだよ」と眉間にしわ寄せながら語ってみたりしたのだ。

無駄である、蛇足である、俗物的である。

今考えると、恥ずかしくて布団にもぐりこんで、一人悶絶しながら行動を恥じ、数週間後には自らの煩悩を捨てうるために、出家の旅に出てしまう直前であったと言えよう。

つまり仏陀のように開祖してしまい、世界にブッディズムのようなものを広める可能性もあったわけだ。

そんな煩悩真っ盛りな私は、お仕事ワークスをしている会社の同僚にも、ごたぶんに漏れず自慢をした。

わざわざ携帯電話で撮影した写真をそれとなく、ほんとうに何気なくワザとらしくないように。

いつものように、杓子定規なほめ言葉、社交辞令的な車の賛美が帰ってくるはずだった。

しかし自慢した相手が悪かった。

その方は、自分よりも年齢が、干支が一回り上な年上の方、更にツインピークスに出てくる「丸太おばさん」よりもサイコ野郎、もとい独創的な感性な方であることをすっかりわすれていた。

もしも当時の私に会うことができるのであれば、声を掛けることさえ命がけで止めたであろう。

彼は卑下するようなインチキ笑顔で写真をみながらこう言った。


「わぁー、ミツルハナガタみたい」


母さん、東京には恐ろしい鬼が沢山います。


そう思った次の瞬間、私は殺意と共にこう思った。

「このグズ、それはミツルハナガタ2000だよ」・・・と。


私が人から稀にサイコ野郎と呼ばれているのは、ここに書くまでもない。


参考リンク
http://www.tanomi.com/shop/html/items01101.html
ミツルハナガタ2000GTとは
Posted at 2009/05/14 21:42:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
2009年05月13日 イイね!
2008年初頭、我が家にカーがやってきた。
それは白く、そして走り、キーをひねるとブルブルと震え、
その様はまるで、源氏に捕らえられ、即日打ち首になる直前の平家の後家や、失禁直前の老人のようでもあった。

それほどまでに、このカーはボロかった。
今考えると、泣きたくなる程にボロい。

いま一寸、唐突に思ったのだが、ボロイとボロい、どちらが正しいのだろうか。

今回は「ボロい」を正しいものとして書き続けることにする。

   閑話休題

ボロさ炸裂

こう書くのがもっとも妥当であろう。

更にこのカーは運転者の忍耐力を試すかのように、なかなか止まらないという仕様であったり、ハンドルをまわすと「ごっキッックキッコッかっかっかーでキュッキューーーーーーココッ」などとと、文字起こしをしただけでも悔し涙がでるような異音を発していたのだった。

いわゆる整備不良車というやつだ。

私がもしもアメリカ人であったなら、光の速さで訴訟をおこし、電光石火で証言し、糞マッハのスピードで心理的被害を受けたので1000万ドルを要求する・・・などと陪審員たちに涙ながらに語ったに違いない。

だがしかし、当時結構ジャンボリーな感性で生きていたと言える当方こと私は、この車を聞き分けの聞かない思春期の娘をみる父親のような感覚でなががめていた。


つまり、かなり楽観ししていた。

このような甘い認識が、車は壊れるものという固定概念を、今日まで根深く植えつけることとなる。

Posted at 2009/05/13 22:32:12 | コメント(1) | 俺のカー
プロフィール
ドア以外、全てがFRPで作られている ロードスター「WATARU01」に乗っています。 いかんせん、古い車なので 一ヶ月に一度は何処かが必ず壊れていく...
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