内海が大誤算　４回途中５失点ＫＯ

　中日が連敗を４で止めた。１回に平田の２点適時打で先制すると、その後も谷繁や平田の本塁打などで加点した。先発の大野が７イニング１失点で５勝目。９回は今季初登板の浅尾が３人で締めた。巨人は内海が崩れ、連勝が３でストップ。

　気掛かりなエースの乱調だった。巨人は先発内海が序盤から打ち込まれ、今季最短の３イニング２／３で降板。４敗目を喫した左腕は「今日は自分のボールが１球も投げられませんでした。試合の中でフォーム、バランスを修正することもできず、情けない」とうなだれた。

　６月の広島遠征中に右足首をひねり、一度登板を回避した影響が後を引いている。アクシデント後初登板となった５日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）では６勝目を挙げたものの、７回途中５失点。そしてこの日も４回途中５失点ＫＯ。本調子には程遠い状態が続く。

　２位阪神にも２・５ゲーム差と詰め寄られ「チームに迷惑をかけて申し訳ない。自分を見つめ直して鍛え直して後半戦に臨みたい」と内海。昨季は７月１６日からペナント終了まで無傷の８連勝を記録するなど、本来は夏場に強いだけに、早めに復調したいところだ。　（臼杵秀之）