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【プロ野球】

メッセ8勝 虎3年ぶり貯金14

2013年7月13日 紙面から

阪神−DeNA 6回裏2死一、二塁、DeNA・石川の打球を好捕しピンチを切り抜けるメッセンジャー=甲子園で(田中太一撮影)

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◇阪神3−2DeNA

 阪神が2度目の6連勝で貯金を今季最多の14とした。1回に2点を先行されたが、その裏に鳥谷とマートンの連続適時打で同点。新井貴の犠飛で勝ち越した。メッセンジャーが8イニング2失点で8勝目。DeNAは最下位に転落した。

     ◇

 再び進撃を開始だ。交流戦で1勝3敗と苦しんだ阪神のメッセンジャーが得意のリーグ戦で息を吹き返した。

 「初回は始めから信じられないことが起きた。でもその後にチームが素晴らしい仕事をしてくれた。あの3点は大きかった。9回はもちろんいけたけど、チームが勝つことが最優先だからね」

 不運な立ち上がり。初回、ブランコのポテンヒットや石川の適時内野安打など不運な当たりで2点を失った。しかし、直後の攻撃で味方が3点を奪い逆転すると、期待に応えて立ち直った。

 2回以降は難のあった制球も落ち着き5回までの4イニングを3人ずつで抑え込み、6、7回はともに先頭打者に安打されるも落ち着いて後続を断った。9回はリリーフ陣にマウンドを譲り2試合連続の完投こそ逃したが、リーグトップの小川(ヤクルト)の9勝に迫る8勝目を手にするとともに、チームを今季2度目の6連勝に導いた。

 交流戦に入るまでは負けなしの5連勝。リーグ戦再開となった6月22日のDeNA戦では黒星を喫したが、5日の広島戦で完投勝利し、リーグ戦はこれで7勝1敗だ。

 2010年以来3年ぶり、今季最多の貯金14とした和田監督は「向こうも2回以降はテンポが良くなって打てなかったからメッセの踏ん張りは大きかった」と殊勲者に挙げた。頼れる右腕は、15日からの巨人3連戦でベンチ入りが検討されている。本人も「巨人戦で投げたいとずっと思っていた」と、前半の大一番に向けて、やる気をみなぎらせた。 (中山隆志)

 

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