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【サッカー】

横浜M、神戸が赤字突出 Jがクラブ経営情報開示

2013年7月13日 紙面から

 Jリーグは12日、クラブライセンス制度導入1年目となる2012年度のJ全40クラブの経営情報を開示。単年の赤字クラブは18から12に減少したが、横浜Mと神戸の赤字はそれぞれ、単年で6億2900万円、2億9600万円とさらに拡大し、債務超過は横浜Mが16億7700万円、神戸が12億5200万円と巨額に膨れ上がったことが明らかになった。

 クラブライセンス制度が導入された12年度以降からは、3期連続赤字を出したクラブはライセンスを剥奪される。そのため、経営への意識が高まったのか全体的には改善されている。J1、J2全体の当期純利益が昨年のマイナス5億4000万円から約4億円の黒字に転じたことにJリーグの大河管理本部長は「クラブライセンスの1年目の緊張感もあって全体的に経営状態は改善されている」とある一定の評価を出した。

 しかし、その中で突出して目を引いたのが横浜Mと神戸だ。この2クラブはともに3期連続で赤字クラブとなり、昨年の横浜Mの5億8500万円、神戸の1億3300万円の赤字からさらに単年の赤字を増やし、それぞれ10億円以上の債務超過を抱えることになった。

 債務超過について、大河管理本部長は「親会社と相談してもらうしかないのでは。クラブで返済できる額ではない。単年の赤字と合わせて相談してもらう」と話した。となると、それぞれの母体である日産自動車と楽天の判断も重要になってくる。 (荒川敬則)

 

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