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米UPS、第2四半期利益見通しが市場予想下回る

2013年 07月 13日 03:10 JST
 
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[12日 ロイター] - 米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N: 株価, 企業情報, レポート)が12日示した第2・四半期利益見通しは、市場予想を下回った。同社はさらに、通年の利益予想を下方修正した。

UPSの株価は米株式市場中盤の取引で約5.8%下落している。

世界の物流を手がけるUPSと競合の米フェデックス(FDX.N: 株価, 企業情報, レポート)の業績は、景気動向を占う重要な指標とされていることもあり、世界の景気回復に向けた道のりは依然長いことを示唆した。

UPSは第2・四半期の1株利益が1.13ドルになるとの見通しを示した。これはトムソン・ロイターがまとめた市場予想の1.20ドルを下回る。

通年の1株利益予想は4.65─4.85ドルとし、従来予想の4.80─5.06ドルから引き下げた。

国際航空貨物市場の過剰能力に加え、顧客が安価なサービスを選好する動きが高まっていることなどを理由に挙げた。また、労使問題の影響で貨物取扱量の伸びが鈍化した可能性があるとした。

第2・四半期決算は23日に発表される。

 
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