中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


増川、豊田封じ連敗阻止だ

2013年7月13日 紙面から

 名古屋グランパスのDF増川隆洋(33)が12日、鳥栖FW豊田陽平(28)を封じての連敗阻止を掲げた。自身が出場停止でチームが逆転負けを喫した10日の大宮戦から中2日、残留を争う目下のライバルをホームに迎える一戦に向け、先発復帰することが濃厚。大きく成長したかつてのチームメートとの空中戦を制することが勝利への道と分析し、最終ラインからチームを引き締めるハードワークを誓った。

 今、Jリーグで最も危険な爆撃機との空中戦が、熱帯夜の瑞穂をさらに熱くする。185センチの豊田を迎え撃つのは191センチの増川と185センチの闘莉王。昨年もこのコンビで抑え込んだが、今季の豊田はすでに得点ランク2位の10得点を挙げ、日本代表入りも期待される存在となった。増川は成長したかつてのチームメートに対し、「鳥栖のキーマン。ストロングポイントを出させない必要がある」と警報を発した。

 豊田とは05年から2年間共にプレー。当時は紅白戦でマッチアップし、「裏に抜けたがるタイプだった」と振り返る。しかし現在のプレーについて「トヨ自身、自分の良さをどこで出せばいいかわかっているし、チームもそこを生かそうとしている」と変化を指摘。ヘディングが最大の武器である豊田めがけてロングボールを放り込んでくることが予想されるだけに、「まず上げさせないようにすること、次に上げさせられてもくっついて自由にさせないこと」と、37度の猛暑に噴き出す汗を手で拭いながら、冷静に思考を巡らせた。

 出場停止だった大宮戦はテレビで観戦。「敗因のひとつはミスだけど、そういうことが起こると常に想定して、チームとしても位置取りをしないと」とリスク管理の意識を高めた。「首位だろうが下位だろうが負けられない。ホームだし、しっかりハードに行く」と増川。激しく、かつ冷静に、相手エースと鳥栖を完封する。 (宮崎厚志)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ