【水稲】
この時期は斑点米カメムシ類の発生が多くなると予想されるため、出穂期10日前までに畦道や水田周辺の除草を終えるよう、指示している。
斑点米カメムシ類は、近畿、北陸で多い、東北、東海で多い、またはやや多い予想。
そのほかの病害虫では、いもち病が四国、縞葉枯病が東海、紋枯病が北東北で多い予想。ウンカ類は飛散は確認されているが、多いと予想される地域はまだない。
【野菜・果樹】
アザミウマ類の発生が多くなるため、ほ場周辺の除草を定期的に行い、施設開口部に防虫ネットを張る等の対策が必要だとしている。
また、果樹では、果樹カメムシ類の発生が、北東北、北陸、南九州でやや多いと予想している。
この1カ月の間、病害虫の大発生などは予測されていないため「警報」は発令されていないが、三重県でウメの輪紋病(6月27日)など6回の「特殊報」が出されている。
次の病害虫発生予想は7月25日に発表される予定。
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