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口座差し押さえで自暴自棄か
7月13日 4時13分

兵庫県の宝塚市役所で、ガソリンのような液体が入った火炎瓶が投げ込まれて5人がけがをした放火事件で、逮捕された男は「仕事がなくなり、200万円を預金していた銀行口座も差し押さえられて腹が立った」と供述していることが警察への取材で分かりました。警察は自暴自棄になって事件を起こしたとみて調べています。

12日午前9時40分ごろ、兵庫県の宝塚市役所の1階にある市税収納課付近で、男がガソリンのような液体が入った火炎瓶2本を次々と投げ込んで放火し、市の職員や役所を訪れていた女性ら合わせて5人が煙を吸い込むなどして病院で手当てを受けました。
警察は、宝塚市に住む無職、高橋昭治容疑者(63)を放火の疑いで逮捕し、13日から本格的な取り調べを進めることにしています。これまでの調べによりますと、高橋容疑者は「滞納していたマンションの固定資産税の督促状が来ていたので文句を言いに行った。腹が立って持って行った火炎瓶を投げ込み、ポリタンクの液体もぶちまけた」と供述しているということです。
高橋容疑者は、去年の年末まで、ごみの処理や土木作業などの仕事をしていたということですが、その後の調べに対して「ことしに入って仕事がなくなり、200万円を預金していた銀行口座も宝塚市に差し押さえられ腹が立った」と供述していることが警察への取材で分かりました。
事件当時、高橋容疑者は「差し押さえで人生がむちゃくちゃになった」などと叫んでいたということで、警察は自暴自棄になって事件を起こしたとみて、当時の状況や動機を調べています。

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