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2013年7月13日 (土曜日)

TPP推進者は、まず伊勢神宮参拝を!

 今月15~25日にマレーシアで開かれるTPP交渉で、日本の合流が、工003業品や農産品の関税撤廃を扱う「市場アクセス」分野の協議に間に合わないらしい。
 どうなることやら・・・・・・・・・・・・・・

 さて、「TPP推進」と「伊勢神宮参拝」、何ら脈絡がないようだが、日本人なら多いにあると見るべきだ。
 結論を先に述べる。
 「TPP推進者」は、まず伊勢神宮の参拝や、10月17日の神嘗祭(かんなめさい)や11月23日の新嘗祭(にいなめさい)の見学、あるいは農業館に訪問することだ。
 いかに日本が、農業、特に稲作と密着した国造りをしてきたかを理解できる。

 問題のTPP環太平洋戦略的経済連携協定)は、「人、物、金、サービスを、ほぼ完全に自由にしよう」とする国際協定だ。
 このTPP加入に、当初から問題視されるのが農産物の自由化だが、日本の農業、米作りは、伊勢神宮の祭司にみられるように、日本人の成り立ちそのものであることを忘れてはならない。
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 古事記で日本は「豊葦原の瑞穂の国 (とよあしはらのみずほのくに)」とされる。きっと、豊かな広々とした葦原のように美しい稲穂が実る国という意味であろう。
 稲作は食料問題だけではない、日本の国柄、歴史、文化、景観そのものに直接影響してくるのだ。
 「TPP推進者」も、少しは想像力を働かせて欲しい。

 聞こえがいい、国際化、自由化、グローバル化(地球の一体化)が、結果的に日本に与える影響は果てしなく大きいことを・・・・・。

 『日本書紀』
 皇孫に勅して曰はく、
 「豊葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。いまし皇孫、就でまして治せ。宝祚の隆えまさむこと、まさに天壌とともに、無窮かるべし」
 とのたまふ。

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