[メキシコ市 12日 ロイター] - メキシコ銀行(中央銀行)は12日、政策金利を4.0%に据え置いた。据え置きは市場の予想通り。中銀は、経済活動をめぐるリスクが拡大しており、インフレの伸び鈍化の影響を注視していくとの見解を示した。
現時点での政策スタンスは物価への全般的な圧力がないとの見通しに沿っているとした上で、過去の物価上昇が落ち着いたことでインフレリスクの均衡度合いは改善したと指摘した。
また米国での雇用情勢の改善がメキシコの輸出を後押しするとみられることから、経済成長は年後半に拡大する見込みとする一方、「これまでの景気減速が急速かつ大幅だったことを踏まえると、経済活動の下振れリスクは拡大した」と述べた。
メキシコ政府は5月、2013年の成長予想を3.5%から3.1%へ下方修正している。
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朝日新聞国際報道部