'13/7/13
県東部でわいせつ事件相次ぐ
広島県東部で子どもや女性を狙った声掛け、わいせつ事件が後を絶たない。県警子ども女性安全安心対策室東部(福山市)によると、今年に入り6月末までに295件発生。前年同期に比べ8件増えた。対策室東部は、夏休みを前に警戒を強めている。
6月22日、福山東署などが福山市内の男(37)を未成年者誘拐の疑いで逮捕。広島地検福山支部は12日、わいせつ目的誘拐の罪で起訴した。男は自宅付近にいた女児を、数十メートル離れた市道高架下の用水路側溝に連れ込んだ疑いが持たれている。
同署によると、側溝から出てくる2人を見た住民が声を掛けると男が逃げたため、学校に通報。連絡を受けた同署が、防犯カメラの映像などから男を特定したという。
近くの主婦(33)は「道路の下など街中でも死角になる場所が多い」と不安がる。対策室東部は「思いがけない場所が犯罪現場になることもある。ささいな事でも不審を抱いたら相談、通報してほしい」と強調する。
【写真説明】女児が連れ込まれたとみられる用水路の側溝