Kリーグ八百長:崔成国の懲戒処分軽減か

18人に保護観察期間軽減
資格はく奪解かれれば復帰も可能

 2011年にプロサッカーの試合で八百長に関与したとして保護観察5年という懲戒処分を受けた元韓国代表の崔成国(チェ・ソングク、30)=写真=が処分を軽減される見通しとなった。

 韓国プロサッカー連盟(権五甲〈クォン・オガプ〉総裁)は11日、ソウル市鍾路区のセンターマーク・ホテルで定期理事会を開き「八百長に加担して永久追放・保護観察処分を受けた選手のうち、一部に対し保護観察期間を半分以上軽減することにした」と発表した。軽減対象はボランティア活動を半分以上まじめに履行し、過ちを悔いていると判断される選手だ。これまでボランティア活動をしていない選手は対象から除外された。

 同連盟の決定によると、当時5年の保護観察(社会奉仕500時間・5年後に復帰するかどうかを決定)処分を受けた崔成国を含め18選手が懲戒処分を軽減されることになる。崔成国は大韓サッカー協会から受けた永久資格はく奪の懲戒処分さえ解かれれば現役復帰の道も開かれる。

 崔成国は水原サムスンでプレーしていた2011年に八百長への関与を否定していたが、その後に自己申告して非難された。同連盟はこのとき、加担の程度や金品授受の額を考慮、崔成国ら6人を懲戒処分の度合いが最も厳しいAランクに分類した。

 だが、韓国プロサッカー界を震撼(しんかん)させた八百長事件の加担者に対する懲戒をたった2年で軽減することについて、懸念の声も一部出ている。同連盟関係者は「該当の選手たちは2年以上も特に収入がなく、これ以上遅くなれば現役でサッカーをするのは難しくなるだろうと判断、処分を軽減することにした。崔成国の永久追放解除は、最終的には大韓サッカー協会の承認が必要だ」と話している。

崔仁準(チェ・インジュン)記者
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