盧泰愚元大統領の息子の元妻、所有権移転登記求め訴訟

「息子名義のコンドミニアム、実際の所有者は盧元大統領」
所有権が移転した場合、追徴対象になる可能性も

 今年5月、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の息子ジェヒョン氏と離婚したシン・ジョンファさん(44)が最近「盧元大統領は、現在息子名義になっているコンドミニアムの所有権を、実際の所有者である本人名義に変更すべきだ」として、所有権移転登記手続請求訴訟を起こした。朝鮮日報系のテレビ局、テレビ朝鮮が11日報じた。

 ソウル西部地裁が発表したところによると、シンさんは元夫ジェヒョン氏などの名義になっている江原道平昌郡竜平スキーリゾートのコンドミニアムをめぐる財産分与のため、先月19日に訴訟を起こしたという。シンさんはジェヒョン氏と離婚した際、時価30億ウォン(約2億6350万円)台と推定されるこのコンドミニアムについて、財産分与を求めたが、ジェヒョン氏は「コンドミニアムは自分の名義になっているが、実際の所有者は父親(盧元大統領)であるため、財産分与の対象にはなり得ない」と反論した。

 シンさんは訴状で「コンドミニアムも明らかに財産分与の対象だ」とした上で「盧元大統領がコンドミニアムの実際の所有者であるならば、所有権移転登記をするのが当然だ」と主張しているという。

 コンドミニアムの所有権が盧元大統領の名義になった場合、このコンドミニアムは今後、検察による追徴の対象になる可能性が高い。盧元大統領が裏金事件の裁判で確定した追徴金のうち、まだ231億ウォン(約20億3200万円)を納めていないためだ。

 盧元大統領は先月訴状を受け取ったが、まだ正式なコメントを発表していない。訴状が届けられた日から1カ月以内に答弁書を提出しない場合、シンさんの請求を認めたものと見なされ、コンドミニアムの所有権は盧元大統領名義となる。

安俊勇(アン・ジュンヨン)記者
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