慰安婦:米国に少女像設置へ

ロサンゼルス近郊のグレンデール市議会が承認
日系住民は反発

慰安婦:米国に少女像設置へ

 在韓日本大使館の前にある、旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する少女像と同じものが、海外に初めて設置される。米紙ロサンゼルス・タイムズが報じたところによると、米国ロサンゼルス市近郊のグレンデール市議会は、元慰安婦たちの悲劇を後世に伝え、世界の人々が人権じゅうりんの歴史を忘れないようにするため「平和の少女像」を市有地に設置する案を、日本側の激しい反対を押しのけ、今月9日夜(現地時間)に最終的に承認したという。

 少女像の除幕式は、グレンデール市が指定した「慰安婦の日」の今月30日、同市のセントラルパークで、韓国人元慰安婦たちを招いて行われる。少女像は韓国で制作され、最近現地に到着しており、費用の3万ドル(約300万円)は現地の韓国系住民団体が工面した。グレンデール市は今年4月、少女像の設置案を可決しており、今月9日に最後の公聴会に引き続き承認についての票決を行った。一方、ロサンゼルス・タイムズによると、この日は反発した日系の住民約100人が集まり「強制連行されたという女どもはうそつきだ」「なぜ米国の都市が売春婦の像を設置するのか」「韓国から賄賂をもらい、反日宣伝に明け暮れるのをやめろ」などと抗議したという。

鄭始幸(チョン・シヘン)記者
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