中南米諸国の首脳は、これらの国への諜報活動に関する新たな疑惑について、アメリカに説明を求めています。
ブラジル発行の新聞、オ・グロボによりますと、NSA・アメリカ国家安全保障局は、以前、中南米諸国を諜報活動の対象にしており、この活動には、コロンビア、ベネズエラ、ブラジル、メキシコのインターネットサイトの閲覧の監視が含まれていたということです。
アメリカの元CIA職員、スノーデン氏が暴露した情報によれば、ブラジルはアメリカの大規模な監視下にあり、NSAは、過去10年の間に、ブラジルの市民や様々な機関に対して諜報活動を行っていたということです。
中南米諸国の首脳は、アメリカに、諜報活動に対して説明するよう求めています。
オ・グロボは、スノーデン氏が明らかにした情報に基づいて、「NSAの諜報活動は、軍事的な領域を超え、中南米諸国の石油やエネルギー資源に関する情報など、商業上の機密情報も含んでいた」としています。
スノーデン氏は、先月、オバマ政権の諜報活動を欧米のメディアに暴露しました。