ぼちぼちいこ課:地域の魅力を情報発信 大阪・西成に発足
毎日新聞 2013年07月12日 06時31分
大阪市西成区は11日、地域のイメージアップなどに取り組む「西成区ぼちぼちいこ課」というプロジェクトチームを区役所内に発足させた。日雇い労働者が集まる「あいりん地区」などで知られ、多数の生活保護受給者など課題が山積する同区。若手職員8人が積極的に街に出て課題やニーズを把握するとともに、地域の魅力をインターネットなどで情報発信する狙いだ。
区によると、8人は20〜30代男女の職員で、区の窓口サービス課や保健福祉課など従来の所属部署と兼務。地元イベントへの参加などを通じ、地域住民との交流を深める。
きっかけは、同区が制作したプロモーション映像。橋下徹市長とともに出演した大阪府・市職員の女性漫才コンビ「安定志向」が映像内で「ぼちぼちいこ課」に所属しているという設定だった。臣永正広区長は「市長のスピード感では、ぼちぼちやっていたのではちょっと具合が悪い。スピードアップしたぼちぼちいこ課でいきたい」と意気込む。【村上尊一】