売上高の伸び、4年ぶり低水準か-マルチ・スズキなど印企業
7月12日(ブルームバーグ):スズキのインド部門、マルチ・スズキ・インディアなどインドの主要企業の四半期売上高の伸びは、この約4年で最も小さくなりそうだ。景気減速で乗用車や家電などの製品への需要が冷え込んでいることが背景だ。
ドイツ銀行によれば、ムンバイにあるボンベイ証券取引所(BSE)のS&Pセンセックス指数 を構成する30社の4-6月期売上高は前年同期比3.8%増と、16四半期ぶりの低い伸びにとどまったもよう。バンク・オブ・アメリカ(BOA)が予想している増収率は3.9%だ。
同指数に採用されているインド最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキの売り上げは、6月までの半年間のうち4カ月で減少。レリゲア・インベスコ・アセット・マネジメント(ムンバイ)のベトリ・スブラマニアム最高投資責任者(CIO)は11日の電話インタビューで、「経済成長率が5-6%の場合、企業が力強い利益の伸びを達成するのは非常に難しい」と述べた。「全体的な売上高の伸びは減速が続く兆候を示しており、引き続き懸念材料だ」とも指摘した。
原題:Maruti to Lead Slowest Sales Growth in 4 Years: CorporateIndia(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ムンバイ Rajhkumar K Shaaw rshaaw@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/12 15:51 JSTニュース一覧
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