ＤｅＮＡ・波留敏夫打撃コーチ（４３）と激しい口論となった“内紛騒動”のぼっ発後、選手との接触を避けている池田純球団社長（３７）にコーチ陣からエールが送られた。

　１１日の広島戦（横浜）開始直前の午後５時５０分、池田社長が横浜スタジアムに姿を見せた。これまで球場近くの球団事務所には出勤していたが、騒動発覚後は球場に来ることはなかった。

　高田ＧＭらと球団ブースで観戦したが、会食の約束があったため同社長は３回途中で球場を後にした。これまで試合時は常に選手に話しかけ、試合後はねぎらっていた同社長だが、この日は選手やコーチ陣がいる選手サロンには一切、顔を出さなかった。

　コーチの１人は「社長も別に気にすることはないのに…。野球経験者じゃないから気をつかっているんだろうけど、社長が勝ちたいと思うのは当たり前のことだし、我々もプロ。勝つためにやっている」と波留コーチと口論になったことにも理解を示し、１日も早く“通常モード”となるよう求めた。

　この日は３―７で広島に敗れたが、まだ十分に３位を狙える位置にいるだけに１日も早いフロントと現場の関係修復が望まれる。