田上火山で逆襲じゃ。ノアの杉浦貴(43)が9日、大仁田厚(55)との再戦に決起した。「杉浦厚」に一時改名するとまで息巻く“方舟の邪道”は、決着戦の舞台に茨城・牛久市の田上明社長(52)宅を指定。それも武具、家具などすべての家財が使用できる田上家にとっては迷惑極まりない“田上家爆破デスマッチ”の強行をブチ上げた。
とことんバチ当たりな男だ。杉浦は7日の有明大会6人タッグマッチで大仁田組に惨敗。戦前には武器調達のため自衛隊に潜入しながら、後輩に当たるロンドン五輪レスリング金メダリスト・米満達弘(26)の出迎えを受け、武器を入手する代わりに五輪技を伝授してもらった。
かけがえのない経験となったが、ひねくれ者の杉浦は「敗因は武器がなかったこと。わざわざ自衛隊に行ったのに、迷惑な後輩が出てきて武器が手に入らなかった」と米満に八つ当たりする始末だ。
とにかく、杉浦は「次は武器を山ほど持っていく」とデスマッチによる決着戦に決起。「自衛隊はセキュリティーが厳しい。今回は警備が緩く、確実に入手できるところに行く」。目指す先は、何と田上社長宅だという。「田上社長は日本刀を収集しており、ハーレーに最高級の釣りざお、ゴルフクラブもある。実は大相撲を廃業してプロレスに入る前、東欧でスナイパーをやっていたらしいから、トカレフあたりが出てくるかも…」
殺し屋はさすがに言い過ぎだが、牛久市にある田上邸はナマズが生息する大きな池に、釣り専用の2階建ての離れまである大豪邸だ。趣味人である田上社長だけに日本刀や大型バイクのハーレー以外にも熊の剥製、絵画、さらには師匠の故ジャイアント馬場さんに贈られながらも一度も使われず漬物石になったダンベルと、装飾品はぜいたくを極める。
「入手して東京に持ってくるのも面倒だから、試合は田上家でやろう。田上家のものは僕のもの。何を使ってもOK。題して“田上家爆破デスマッチ”じゃ~」と、ほえる杉浦は邪道との抗争時はリングネームを「杉浦厚」に改名することまで予告。この男を止めなければ、方舟は間違いなく転覆する。
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