1. まとめトップ
  2. おもしろ

やなせたかし先生が「アンパンマン」に込めた哲学がすごすぎる!

「アンパンマン」の生みの親、92歳でも現役のやなせたかし先生が、アンパンマンに込めた哲学がすごいのでまとめてみました。

更新日: 2013年03月05日RSS

バウズさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
862 お気に入り 592623 view
お気に入り追加

アンパンマンを生んだ、過酷な戦争体験

行軍したり、泥だらけになってはい回ったりするのは、一晩寝ればなんとかなる。ところが、飢えはどうしても我慢できない

食べられないというのは、ものすごくきついですよ。飢えれば人肉だって食べようという気持ちになるんだから

仕方がないんで、その辺の野草を煮て食べたりしたんです。まずいのもあるんだけど、大体は酸っぱいんです

内地に残っていた銃後の国民のほうがよほどつらい目を見ている。たとえ、戦火に逢わなかったとしても飢えに苦しんでいる

正義のための戦いなんてどこにもないのだ。正義は或る日突然逆転する。正義は信じがたい

逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること

アンパンマンに込められた想い

正しいことをする場合、必ず報いられるかというと、そんなことはなくて、逆に傷ついてしまうこともあるんです

ぼくらも非常に弱い。強い人間じゃない。でも、なにかのときには、やっぱりやってしまう。ヒーローというのは、そういうものだと思います

困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場が変わっても国が違っても「正しいこと」には変わりません。絶対的な正義なのです

なんのために生まれて何をして生きるのか これはアンパンマンのテーマソングであり、ぼくの人生のテーマソングである

やなせ先生の被災者の方へのメッセージ

アンパンマンたちからみんなへ
http://anpanman.jp/etc/saigai.html
(戸田恵子さんなど声優さんの音声メッセージ)

生きていることが大切なんです。今日まで生きてこられたなら、少しくらいつらくても明日もまた生きられる。そうやっているうちに次が開けてくるのです。今回の震災も永遠に続くことはありません

アンパンマンは“世界最弱”のヒーロー。ちょっと汚れたり、雨にぬれただけでも、ジャムおじさんに助けを求める。でも、いざというときには、自分の顔をちぎって食べてもらう。そして戦います。それは私たちも同じ。みんな弱いけれど、そうせずにはいられないときもあるのです

そして、子どもたちへ。こんな大きな地震は初めての体験だろうし、すごく怖がっていると聞いています。でも、とにかく元気でくじけないで。きっとアンパンマンが助けに行くからね

やなせ先生の人生観

アンパンマンのテーマソングは「なんのために生まれて、なんのために生きるのか」というのですが、実はぼくはずいぶん長い間、自分がなんのために生まれたのかよくわからなくて、闇夜の迷路をさまよっていました

もっと若い時に世に出たかった。ただし遅く出てきた人というのは、いきなりはダメにならない。こんなことしてていいのかと思っていたことが、今みんな役に立ってる。無駄なことは一つもないですね

ぼくら夫婦には子供がなかった。妻は病床にアンパンマンのタオルを積みあげて、看護婦さんや見舞い客に配っていた。アンパンマンがぼくらの子供だ

人生の楽しみの中で最高のものは、やはり人を喜ばせることでしょう

「一瞬を一生懸命生きるということと、目の前にいる人を喜ばせる。毎日、それをやっていきます。それしかありませんね。きっと、これからも。」

1 2 3




このまとめへのコメント1

  • nana999さん|2011.10.26

    名言多し・・・。こういう哲学でつくられた漫画を子供の時に観れる日本は、きっと良い国だと思う(`;ω;´)

1

バウズさん

最近時間がとれたので登録してみました(*´∀`)いろいろ試行錯誤ちゅう。よろしくお願いします~!

このまとめに参加する




  • NAVERまとめ 編集コンペ 結果発表