
インタビューに応じるマレーシアのムスタパ貿易産業相
環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するマレーシアのムスタパ貿易産業相は3日、東京都内で共同通信との会見に応じ、交渉に合流する日本について「重要品目の保護に必要な期間を示さなくてはならない」として、コメなどの農産物などに課している関税を段階的に撤廃するよう求められるとの見方を示した。
今月中旬からのマレーシアでの拡大交渉会合に参加する日本は、コメや麦を含む農産物の重要5品目を関税撤廃の例外とするよう求める方針だが、「聖域化」の主張を貫くのは容易ではなさそうだ。マレーシアは拡大交渉の議長国として、議事進行を担う。